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GSX-S1000F [GSX-S1000F]

忘備録としてGSX-S1000Fの修理の顛末を記しておきます。

納車してから1年、ライトの明るさに関しては非常にネガティブな印象を持っていた。
まるで煽っているような明るさにはかなりストレスを感じていた。反面、実際に
朝方の暗い中を走るとイマイチ明るく見えない。ロービームがHID、ハイビームが
LEDなので経年劣化や不具合が発生してしまう前に何とかしなくてはと考えていた。

車検のラインに入る前、テスター屋さんで計測。かなり上を向いていました。
ハイビームはカスタムされ、H7LEDローハイ切替式になっており、前回の車検は
ローで調整したのだと思い、1年間、ハイビームで走っていたのか!と、びっくりでした。
ところが帰宅後にLEDライトを見てみると左に傾いたうえ、微妙にずれていた。
そして決定的なことは、ハンドルを左にめいいっぱい切ると三又がLEDライトに、
干渉しておりました。ここで重い腰を上げフロントライトのノーマル化スタートです。

デイトナのLEDライト取付動画を参考にネジ20個以上を外しライト周りを取る。
自宅にて分解、結果はLEDライト本体の重さと長さに起因してバルブ固定用の
フックが変形し、ライトバルブを固定できなくなっていました。三又がバルブに
当たっているのもズレたからなのかはたまた最初っからスペースに無理があったのかは
判りませんでした。そしてローのHIDは取付は問題なしでした。しかしHID特有の
焼けがリフェレクターメッキ部に発生していた。そのためこちらも取外しました。
タンクを上げ隠してあったバナーを撤去いらない配線はすべて配線ごとゴミ箱へ。

ライトケースの部品構成はASSYのため、カスタム処理で取外された裏蓋が単体では、
発注できない。他社流用か?と悩みましたがネットオークションで見かけたGSX-S1000Fの
ライト(片側は欠損、裏蓋とライト配線あり)を購入しました。
届いたライト部品から配線と蓋を取り、オリジナルと結線加工して取り付けました。
LED配線もあるので若干緊張しました。通常ならギボシ加工ですが今回はスペースの問題で
スプライス端子と熱収縮チューブで加工しました。我ながらうまくいきました。
後は動画を見ながらライト周りを取付けて終了としたかったのですが第2幕です…

カウルステー折れ修復作業
ライト周りを外す際に左側のカウル部を少し折ってしましました。ここはプラスチック
なのでプラリペアで修理は簡単ですが、なんとエンジンオイルパンにあるカウルステーが
ぽっきり折れています。正確に書くと、

 『転倒で折れたステーを接着剤で付けました』

です。この修理が素人が見た感じでも甘い。接着剤は小さなマイナスドライバーで簡単に
取られます。接着剤の選定がよくない。また下からの力でステーが曲がって折れているのを
正位置で固定したからストレスがかかるなどやっつけ感がすごかった。
どうも前のオーナーさんはライト周りにしろ少し安全面への対処が足らない気がする。

アルミステーの修理案は時間をかけスギちゃんや同僚の技術にも聞き、強度のある接着剤と
アルミステーを同時に取り付ける方法で行いました。接着剤はGM-8300、アルミステーは
自作です。L字のアルミステーを面接着させ、折れたステーの添え木とします。そして
下側や側面には接着剤(と言ってもアルミパテみたいな感じ)を塗りたくります。
本来は気温15度で25分で硬化が始まりますがオイルパンが冷たくなっているので
なかなか硬化しません。張るホカロンでもダメでした。ふとバッテリーにつながった
ヒートジャケットのデモを思い出し、この組み合わせでオイルパンを暖めました。
24時間でしっかり硬化してくれました。またステーとカウルの間に入る鉄製ステーの
角度だしもおこないストレスなくカウルに取付けできる位置出しをしました。
修理費は3200円(GM-8300価格)です。あと3回分あります。25年保管可能です。

あと小さいところではETCアンテナが外れていました。角度をだすボルトが外れていて
取付できない状況でしたが部材在庫ストックの中にETCアンテナ台座があり交換です。
ま~よく動いていたなって感じです。取り外しできるようにカウル内の取付は強力な
ベルクロににしました。これなら配線にダメージはいかず、大丈夫です。

各部品の修理が終わり動画を見ながらカウルを取付しました。ネジの種類が数種あり
場所は間違えずに何度も再生して取付です。昔はブログ、今はYouTubeですね。
ライトの光軸はとりあえずロービームはそのまま、ハイビームはかなり下を向いて
いたので大体で合わせてあります。

試走してみると今まで前走車を煌々と照らしていた光はなくなり、通常のバイクの
位置になっています。またむやみやたらに光が拡散していないのでまぶしくもない。
びっくりしたのがハロゲンでも充分明るいところです。壊れたHIDやズレたLEDと
比べてはいけませんが、ノーマルの配光の方が人に迷惑を掛けないものでした。

今回、交換したH7バルブ、ETC取付ステーは手持ち品を使い、アルミ接着剤GM-8300代、
ライト配線及び裏蓋部品代などは1万円未満で購入できました。見た目はノーマルで
スッキリしあがったのはちょっと誇らしいです。カスタムではなく修理からノーマル化と
なりましたが、個人的にはH7みたいな小さなバルブにLED冷却ファン付きを取付けるなら
デイトナの製品の様に専用の台座をインストールるして取付け強度を増さないとだめと
思います。またHIDはメッキリフェレクターに焼けを起こす攻撃性は何ともしがたい。
多少我慢してもノーマルが良いと思う。特にGSX-S1000Fは某有名メーカーの設計ライトで
反射する角度によって無駄な配光が前走車を照らしてしまう。やっぱり無理がある。
最初っからLED球で設計しているなら別ですが、後付けLEDライトは少し避けたいですな。
※専用に設計してあるのは総じて2万程度します。こちらは財政的に買えない。

とにもかくにも直すことで愛情増進は良かったですが、中古ではなく新車ならば
前オーナーの記録はないのでその分、メンタル的には楽です。でもね買えないよ新車!
月並みですが子供たちが大きくなるまでは頑張って乗っていきたいです。
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