バイク価格高騰の闇

最近のバイク価格、特に中古車の価格高騰はさながらバブル期の土地代みたい！

バブル景気って終わってから言われる様になりましたから、1990年の株式市場の
納会価格を見ても来年はさらに上がるって思っておりました。日銀のインフレ対策の
高金利ですら気にせず12.8%の自動車ローンを組んだ自分です。
まもなく景気が悪化し暗黒の20年に突入、幸い安定した就職先に巡りあたったので、
同世代で出始めて非正規雇用の憂き目に遭う事なく50になりました。
個人的に恵まれたと思っておりました。しかし日本は景気低迷でインフレは
起こらずデフレが続き国際的にこの30年でわずか4%の平均賃金が上がらずです。
おかげで、車やバイクの価格がこの30年で安全装備がついたとしても1.5倍に
なりましたが、給料1.04倍ではこれについて行けない環境になりました。
最近、これに気付きましたが、当家では節約の観点から中古車にシフトして、
新しいクルマを買わない事で回避してきました。どうやらこの傾向は皆同じで
中古車価格も地味に高いです。バブル期では6年経ったら価値がないとしていた
クルマ達も今では12年経っても下取り価格がつきます。ディーラーでのメンテなど
新車の様な手厚い対応もディーラー系中古車店で買えば問題ないです。
あわせて1980年代のクルマやバイクが個体数が減り欲しい人が増えたので
異常な価格で取引されてます。バブル期の土地代の様な高騰です。
バイクも同じ状況。つい1年前まで二束三文であったCB750やCB1000SFとかも
価格上昇してます。1970年代では旧車の200万オーバーは当たり前だし、
2ストNSR250は100万越え。狂乱物価ですか？的な上がり方です。
新しいところではSR400ファイナルや空冷スポーツスターなど軒並み新車価格を
上回る中古車価格になってます。ディーラーですらこの並みに乗ってります。

が、実際一部人気車は芸能人やお金持ちの方が買っていきますが果たしてこのまま
続くのかな？バブルの様に結局は売れないまま在庫として残り、困った販売店が
放出してしまうんではなかろうかと思ってます。体力ないバイク店、多いと思う。

まー逆に私の場合は価値もないと思っていたバイクにそれなりに価格がついて
乗換時期としては良いかもなぁ。ハーレーのパンアメリカや新型スポスタS、
写真のファットボブや1月27日に発表される新型ハーレー、水冷BMWなど、
馴染みの営業さんにお願いしちゃおうかなーなんて夢見てます。

って、タイヤ交換、来週だし！いかんいかん、最後は中学生のような夢日記みたい！