BOLTS AND NUTS!

本日、Ｔｉｐｏ誌に連載されている、BOLTS AND NUTS　17巻購入。

連載は立ち読みして、本が出たら購入としてます。Ｔｉｐｏを定期的に
購入していた理由の一つは、彼のエランに掛ける愛を見るためです。
無理して買って、いろいろと苦労しながら車と楽しんでいる姿は
健気でかつ、お手本としました。当時の僕は夢見るだけで、車は買えず、
バイクをいじったり、してました。00年にはじめて自分だけの車、
スターレットターボＧＴ（ＡＴでしたが・・・）が手元に来た時には、
車種は違えど、共感する事が多かったです。

最近は、エランとは距離を置かれていて、この4年間のスパイダー生活は
彼の経験に近いものを体験でき、さらに上位の経験を勉強したく、
読み続けていましたが、興奮もなく、新しい冒険もない、結婚で
変わっていく男の悲哀しか伝わってこなかった。非常にブルーであり、
定期購入もやめてしまいました。

本日、手に取った17巻の巻末に、終わりを告げる文章がありました。
これからは『BOLTS AND NUTS!　プロローグ』と言うのが始まりました。
要は、このお話がはじまる前の古きよき時代の思い出はつづるらしい･･･

　　『僕は、気になる。』

結果的になぜ彼がエランを手放したのか？なぜ降りねばならなかったのか？
物事には始まりがあり、終わりがある。けっして恥かしい事は無い。
みごとにエランと別れを描かなくて、何がプロローグかと！怒りたくなる。
著名な作家さんが、賞がとれずに悩んでいた時に編集者より、

　　『結論を描かずに、読者に想像できるよう、ぼかさないと賞は取れない』

とのアドバイスを頂いたようである。日本文学はこの傾向が強く、
僕は唾棄するものだと思っている。作家が創作活動を人任せにしてどうする？
今回もそのように思える。今まで好きで読んできたことに対して全否定したくなる
衝動に駆られてしまいます。ん～非常に残念な結末じゃ！

しっかしオープンカーをセダンに変えたくなる気持ちは・・・・あるなぁ
燃費のよい車に未来を感じたこともある。でももう少し化石燃料を
消費させてください。潤いのある、危ない人生を選びたいね。

コメント 2

　とっても共感できる内容で、うなずきながら読ませていただきました(^^)

by ☆よっしー (2009-04-02 09:37) 

悪でいきましょうね～
僕もよっしーさんたち５０代に負けないようにしないとなぁ
by thief (2009-04-04 07:24)